欧米情報
2024年NAHBで
専用施工80万円/機 | アメリカのセルロースファイバー |
ラスベガスのホームセンターでセルロースファイバー10袋買うと
施工機は無料で貸し出していました・施工機は80万円/機
NAHB / National Association of Home Builders2008
断熱関連のブースが複数 / 人気のブース
フロリダを散策/世界最大のホームセンターHOMEDEPOT を見学
米国を中心にカナダやメキシコも含め 2,200 店舗以上ある大型の DIY
ホームデポでセルロースファイバーが販売されていました
アメリカのセルロースファイバー沿革
1940年代 | アメリカの鉱山資源省と電力会社の協力によって生産が始まった |
1970年代 | 連邦政府が住宅断熱化の助成政策が実施し セルロースファイバーが断熱材の市場をほぼ独占した |
1976年 | 全国消費者製品安全委員会の調査によると 1976年から1978年までの2年間で約300万戸の住宅に セルロースファイバーが施工されたと記録されている |
1977年 | 製造メーカは950社にのぼった |
1978年 | 性能基準の策定と義務化により 技術のないメーカが撤退し450社に減少 |
1991年 | 製造メーカは100社になった |
出典 / SUMMARY OF DATAFOR CHEMICAL SELECTION CELLUOSE INSULATION
アメリカの断熱材別シェア調査 / 平成2年 調査/小泉昭雄
シェア35%は1970年代に製造メーカが950社もあった時代のシェアにあり
施工部位は天井断熱(写真上右)で壁の施工は殆ど現在も採用されていない 調査機関/インターセル
欧州のセルロースファイバー シェア8% 調査/バウビオロギー
住宅関連のブースに人気
サーモフロック社のブースにチップ状のセルロースファイバーがありました(床用)
熱伝導率が0.007w/(m・K) の真空断熱材熱(写真右)のブースに人盛り
ドイツ郊外の施工現場を視察
MDF(木材チップを蒸煮してプレス)に穴を空けブローイン / 壁厚は280mm
施工機は50Hzで127V/230V
ホースを持つ彼はDr.(工学博士)で高等職業能力資格マイスターの有資格者
1998年1月号エコハウス[エコテスト社出版]に掲載された断熱材エコテスト一覧表
ドイツの断熱材評価
街角の書店で販売されていた断熱材別に評価した雑誌
団長 / 坂本雄三 東京大学名誉教授 日本セルロースファイバー協会顧問
ドイツ/シュトゥットガルト X-FLOC 社を訪問
セルロースファイバー専用施工機製作会社 / 施工機は400機/年販売されています
M95 | M99 | 発電機 |
M99(写真中)/ 長さ810 × 巾730 × 高さ1325
重量 /110g 電源 / 230V 16A / 50Hz(変圧器での電源供給)
マキタ製欧州仕様の発電機(写真右)230V
吐出能力 / 約500k / 時間
欧州のセルロースファイバー業界等の説明を頂きました
セルロースファイバーの事業営むイギリス・ロシア・ルーマニアの企業から
X-FLOC 社に日本で始まっているセルロースファイバーの地産地消
その仕組みを教わりたい問い合わせがあったそうです
フライブルグの住宅展示場や環境に考慮した建築物をドイツ在住のジャーナリスト村上 敦さんに案内頂き
ドイツの環境政策についても分かりやすく解説頂きました
フライブルグのボーバン地区は一度訪れた誰もが住みたいという街
路面電車の下に芝生が植え込まれ近隣の住民に電車の音は聞こえない
リサイクルを促すためのプファンドというデジポットの制度
飲み終わった容器を返却すればお金が返ってくる
ペットボトル・缶は約25円 ガラス瓶は約8円返ってくる
紙おむつから布性のおむつ(洗濯を要す)にすると市から約5.000円/月支給される
廃棄物対策規制/リサイクルの厳しい建材や自然に戻せない建材は
特定産業廃棄物として高いコストで処分され
問題が少ない自然系建材や自然素材の断熱材へのシフトが始まっている
ドイツ/フライブルグの小学校を訪問 エネルギーに頼らない省エネ方法 |
ドイツ / デルフト工科大学を訪問
本部をオランダの置く国立大学 / 建築関連の研究状況を解説頂きました
フランス / パリ CSTB(国立研究所)を訪問
低炭素都市エネルギーを専門的に扱う機関
建築物の一生 / ライフサイクルアセスメントについての解説を受けました
スイス / ポール・シェラー研究所(PSI)研究所内の見学と講義
エネルギーと環境・人間と健康というテーマで最先端の研究結果を解説された
オーストリアは160年前から木を伐ったら植えなければならない法律があるそうです |
紙類を投入し新聞のみ製造工程に流れる最新機(写真左)がありました
セルロースファイバーを大型トラックで配送 / 1ロットは10棟分
送料対策:欧州は陸繋ぎ / 近隣国にも配送されている
施工現場を視察 | 湿式吹付工法 | ホース先端の仕組み |
工場見学 / 製造は7人で約60トン/日
スイスの業界情報を詳しく解説され品質管理方法等々参考になりました
新聞以外の紙類を3%程度混入され
工場裏の川で小さな水力発電を作り製造工場の電気を賄っていました
イソフロック社はスイスとドイツやフランスにもプラントがある欧州大手の製造メーカ
工場でパネルにセルロースファイバーを詰め込み/パレット化が始まっていました |
1990年にソビエトから独立した北欧の国
風袋はクラフト紙 / 販売先から風袋を引き取り新聞と同じ扱いで再利用しています
工場内で乾式吹込みと湿式吹付の実演(写真右)
乾式吹込み工法/密度測定器 壁に筒を差し込み取り出して施工密度を測定
セルロースファイバーの製造機製作会社
臼の原理・新聞をすり潰し繊維にする機械(写真右)リファイナー
左の歯が固定歯で右が回転歯
新聞を繊維する方法にリファイナー(すり潰し)とハンマーミル(衝撃粉砕機)がある